ハラライフ

レイヴパーティー と 旅 と 時々考えた事

Goaで狂った私(その5)ハラの思い出

大阪にて   2000年


6年5組

hara


西暦2000年!

俺はビザが切れると言う切っ掛けで、Goaを逃げ出した。


その時の俺は

世界、目に見えるモノ全てを、勘ぐっていたんだなぁ〜笑


自分の中で

「俺が、コノ世界の神だ!」

って言う確率が、カナリ上がっていたのよね(笑)

あくまでも確率が上がったと言うだけで、実際何が真実なのかは見えていない。

ただ漠然と

「今まで生きて来た世界が、全て偽りだった」

って事に気付いた、ダケだったんだと思いやす。

(その気付きが、真実であるか否かは別の話しです)

だから、頭の片隅にはシッカリと、普通の現実も存在していた、、、様な気がしやす。


ボンベイから列車で、デリーへ向かう時も。


たまたま、、、


Goaで告白をして、フラれた(笑)

日本人の女性と、寝台車の2段ベットで上下になる。

と言う「奇跡」が起きても。

もはや、奇跡とは思えなくなっていたんだ。


コノ世界が俺のためにあるのなら、そんな奇跡は当たり前なのである(笑)


相当狂った会話をして、彼女には迷惑をかけたんじゃないかなぁ〜、って思う💦

どう言う会話があったのかは、もう覚えて居ないけれど。

確かデリー駅で、そっけなく別れたのは覚えているんよ。


デリーに着いてからも

態度のデカい、ワガママな日本人になっていた俺は〜💦

タクシーや商店、宿屋なんかとガチで揉めるのなんて、毎回だった。 

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トラブルにもよく巻き込まれたね。

一番印象に強いのは、、、


コレが、また問題でね。。。💦


ソレはデリー駅からネパール国境の町へ向かう、電車を待ってる時の事。


2つあるバックパックを置いて、本当に一瞬、目を離した

ソノ隙に。

バックパックの一つが、盗まれていたんだよね。

俺は必死になって辺りを探したんだけど、見つからない。

そうこうしてる内に、乗るはずの電車が到着したから、

ビザもギリギリだったし、ソレに乗るしかなかったんよ。


「ファック‼️」


喚き散らし、怒りを大声で叫びながら、電車に飛び乗ったんだ。


幸いな事に、取られた方のバックには貴重品は入っていなかったんよ。

中には、日記とかCDとか、バティック、日用品とかが入ってたんだよね。確か?


俺はその中のCDだけは、どうしても返して欲しかったんだ。


だから、走り始めた電車の中で、デリー駅に向かって大声で、

確か日本語で叫んだんよ。

「CDだけは返してくれ!アレは大事な物なんだ!」と。


その後渋々、寝台車の自分の席を探しに向かったんだけど、、、

そしたら何と!

自分のベットの上に、盗まれたはずのCDだけが置いてあった、んだね。。。


まぁ、ホント、

この時の俺は狂っていたんで。

記憶も正直曖昧な所が多い。


でもね確かに、この出来事の記憶はあるんだよなぁ〜。。。?


盗まれたはずのCDが、俺の席にタマタマ置いてあった。

奇跡‼️

ってオイ!


コレはもう、俺の中では偶然やタマタマでは済まされなかった。


いやいや、それはさ、流石にさ、神様さ💦

「それはやっちゃダメでしょ!」

って思った(笑)

いや、だってそれやったら、ほぼ確定じゃん💦


確かにまぁ、ありがたいけど。


どう考えても、少なくても、普通にに考えれば。

俺のカバンを盗んだ奴が居て、

ソイツは日本語も分かっていて、

しかも

俺の席の番号を、事前に把握していて、

わざわざCDだけを返しに来たヤツが

この電車の中にいるって事になる。

そうじゃ無いと、この出来事は流石に成立しなくなる、と思った。

そうなると、少なくとも


「俺は、確かに誰かにずっと見られてる」


コレが、ココで確定してしまったんだね。。。


まぁ、その時の俺は狂って居たから(笑)

それも半分は普通の事として、直ぐに納得したんだけどね。

 盗まれたバックに入っていた日記には、インドの悪口や考えてた事が書いてあったから、ソレが狙いだったんだろうとも思ってたかな(笑)


んでも

今でも、それが一番の謎なんだよね。


自分で記憶を差し替えたのかも?

ハタマタ記憶にない狂った俺が、自作自演をしていたのか?

ソレ位しか説明出来ないかな〜。


そんで

ネパールに行って、カトマンズでも。

通行人を新聞紙でペンペン叩いて回っていたなぁ〜。💦

後ろから蹴られたり。

ガードマンと取っ組み合いも、やった事を覚えてやす💦


ポカラでも。

蛍光スプレーで宿のドアに落書きをしたり。💦

ほかにも多々痛い思い出が💦


タイでも。

街の中で、職質して来た警官には喧嘩腰💦

風俗店やクラブでも、至る所でご迷惑をおかけしまして〜💦


も〜ホントね〜、良く殺されなかったな〜って思うよ!

最強の強気で押し通してたんだよね。


んで、多分、現実の家族に会うのが怖かったんだと思う。

神奈川県に住んでいるのに。

関西空港に降り立って。


パクられやした。


悪い物を持って帰った罪でね。

無造作に余ったネタを、お茶缶の中に入れて、捕まる訳がないと思ってたんだよね。

なんなら、俺を捕まえた奴は全員地獄行きだ!

とまで、思ってやした(笑)


関西弁の警察官から、冷静な取り調べを受けて。

半年近く拘置所に入って。

関西人の怖い人に囲まれて。

「あぁ、この世界は、偽りかも知れないけど、決して思い通りになる世界では、無いんだなぁ〜」

ゲームで例えると、

ルールはシッカリ存在している。

と、悟りましたとさ(笑)

大阪にて  2000年


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親父が関西まで面会に来て。

「俺のせいだ」

って泣き出した時は、キツかったなぁ。


まぁ〜でもなぁ〜。

アソコでパクられたのは

正直、正解だったとも思うんよ。

あのままの俺が、関西に降り立っていたらどうなってたんだろう?

殺されていたかもね。

「関西のパーティーシーンに殴り込んでやる!」

的な乗りだったからさ(笑)

コレもまた出来過ぎた運命なのかな?
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随分長い旅を終えて、家に帰った俺は


死にたがりになってたね。


多分、母親の自殺と言う経験がなかったら、俺はコノ時に死んでいたんだと思う。

いや、Goaの段階で、既に死んでいたんだろうか。


後日談として

その後のGoaでは、俺が崖から飛び降り自殺をした、って言う噂が流れていたそうな。

目撃者もいたとか居ないとか。

確かに、そんな気になった事もあった様な。。。

 んでね

拘置所から、初めて自分の部屋に帰って来た瞬間。

6階の窓から飛び降りる、もう1人の自分がハッキリと見えたんだよね。

振り返らず無言で、あっという間に飛び降りて行った。

また、日常を繰り返さなければいけない。

ソレはその時の俺にとって、絶望でしかなかったんだよ。


死ぬ事は真剣に考えてた、でも出来なかった。

親父や姉貴にアノ思いを、2度も味合わせる訳にはいかなかったから。

どうしても自殺と言う選択肢は、なかったんだよね。


「俺は自殺すら出来ないんだ」

なんて、ドンドン落ちて行ったよ。


今になって思うけど

母親は結果

俺を守ってくれたんだろう。

母親の自殺と言う経験が無ければ、俺はとっくに自殺をしていた。

因果なもんだね。

自殺者を持つ家族 - ハラライフ (trip-party.com)

↑(詳しくは、こちらの作文にて)

 

この頃は

金縛りや幽体離脱なんかも経験してたんよ。(因みに金縛りや幽体離脱が、全部夢だったって可能性もありやす)

 急に耳鳴りがして、寝るか寝ないかの絶妙なタイミングで、いつも金縛りが来るんだよね(笑)

 ただ、夢はほとんど覚えて無いんだけど、金縛や幽体離脱はしっかり覚えてると言う〜。。。


Goaで、数十万円を、苦痛代として払え!

なんて、叫んだ時があったんだけど、、、

ソレと全くの同額が、旅の保険で返って来た奇跡。。。


助かったけど、、、

ウンザリでもあった。。。


「殺してくれ」

ソレはもう口癖になっていたね。

心の中で毎朝毎晩、毎日毎日叫んでいたんだ。

何かちょっとでもイヤな事があると「死にたい」と呟いていた。


何をやっても虚しい、

生きてる事に現実味もない。

ただ漠然と

世界が怖い。

死ぬのも怖い。

生きて居るのも辛過ぎる。

何も考えたく無い。。。

自分がもどかしい。


無気力で、どうしようもない。


自信も無くしていったね。

生きる希望なんて皆無だった。

ただ仕事に行って

そのまま家に帰るのもやだから、パチンコや漫画喫茶で時間を潰して帰る毎日。

何とか昔にやってた事を繰り返して、ごまかしていた感じかな。


特定の人間以外とは、人と会う事も無くなっていたよ。

人が怖くなって居たんだよね。


まぁ

でもさ。

時間と共に、

ソレはだんだん

薄らいで行ったんだけどね。

仕事が忙しい時とか、そんな事考えて要らん無いからね(笑)

現実ノミの生き方に、また馴染んで行ったんよ。


金縛りも、いつの間にか掛からなくなっていた。

幽霊とかは、アノ時のGoa以降見てないと思う。

いや、気にしない様にしてるかな(笑)


結局、死んでからの事なんか考えたって、今ある現実が変わる訳でもない。

どんなパターンのアノ世が有るにせよ、先ずは今あるリアルをクリアーしないと、話にならない。


ソレは分かって居たからね。


最後の方はもう、意地になっていたかな(笑)

ただただ納得いかね〜と(笑)

 


ん〜で


そんな生活が8年も続くと、やってられなくなってね。

パーティーに行く事にしやした!(笑)


俺が、人生の中で一番楽しかったのは

初めて行ったGoaのパーティーだったから♪


さて、その6に続きます(笑)

   2024年 hara

 

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