ハラライフ

レイヴパーティー と 旅 と 時々考えた事

Goaで狂った私(その4)ハラの思い出

現実的な神の夢  1995年


6年5組 

hara


俺は、西暦2000年のGoaで

「あれ?って事は、、実は俺が神なんじゃね?」

って事に気付いていました(笑)

(その気付きが、真実であるか否かは別の話しです)


俺が神の一分だ。

ではなくね。


考え方としては。

例えば

 俺が居るから、この世界が存在する、成立してる。とか。

実は俺がコノ世界を作った神だった。とかね。

 仮想空間で、周り全部がAIで、俺の育成プログラムとしてコノ世界は存在してる。とか?

 確実に言えるのは、ただただ自分が存在してると言う事実だけで、他人は全て、俺が見て居る幻想幻影なのかも知れない。とか?

そんな感じかな。

まぁ、自分中心で、絶対の神は俺だった説ですね。

本当は他人なんて存在しない説。


コノ考えに囚われちゃうとね〜

大変なんですよ。。笑


まぁその可能性も充分にアル。

これに気付いちゃった俺は。

先ずは

怒りから始まったかな〜。


「俺をこんなに辛い目にあわせやがって!」


だったかな(笑)


神に土下座して泣きながら

「ごめんなさい」

を繰り返してた男がですね、、、

急にワガママで、自己中な男に変わって行ったんだ。


コレは全て、俺のための世界なんだから。


この頃にはどうしても、周りの人間全員から、心の中を見透かされてる感じが強すぎたんだろうね。

何てったってパラノイアで、勘ぐりMAXの時だったからさ。

誰かからの視線も、ずっと気になっていたし〜。

幻聴もずっと聞こえてた訳で〜。


暴力的にもなっちゃったなぁ💦

覚えているのは、近所のレストランで。。。

後ろのインド人が、俺の悪口を言って居る幻聴が聞こえて来たから。

そいつに、いきなり根性焼きをかましちゃったりね💦


あん時は、悪い事をしたなぁ〜💦


態度はドンドン大きくなる。

だって俺、神だもん。

突然木に登って

「アイ ウォンツ パーティー」

(俺はパーティーが欲しい)

なんて怒鳴った覚えもある。


ただ怖くて、その事を人に話す事は出来なくなっていた。

キチガイとは思われたくない。

自分の考えが笑われるのも怖い。

俺の想像する事実が、まんま事実でアル事が怖い

何から話せば良いのかも分からない?

そんな心境だったのでは無かろうか?


まだGoaに、日本人の友達も居たんだけど。

会いに行っても、

神秘的な事は話せなかった。多分。

それでも、何とか色々話そうとして居ると、そんなタイミングで。

留守にしてた俺の部屋が、小火を起こしちゃったりね💦

(無事消化したのでご安心を)

色々と重なってたね。


んでね、この頃は

1人の会話で遊んでいた時もあったんよね。

俺は、守護霊や神との会話と呼んでいたんだけど。


例えば

YESの時は「トン」と一回。

NOの時は「トントン」と二回。

解らない時は、「乱雑に」

コレを意識して居るだけで、会話になって居たんだ。


俺の頭の中で疑問が産まれて、

「コレって、そう言う事なのかな?」

って、俺なりの答えを頭の中で出す。

すると、

何かが偶然当たった音や、木の軋む音なんかが「トン」や「トントン」と言う回答で聞こえてくるんだね。

冗談を頭の中で言うと、遠くの方で偶然笑い声が聞こえて来たり。


町を歩いている時も

やっぱり頭の中で、何かしらの答えが出た時は。

首を縦に振る人が目に入ったり、

横に振る人が見えたり、

頭を掻いてる人が目に付いたり。

そんな反応を見て、自分の考えが正しいのかどうかを判断していた、かな?

気軽な会話もしていた気がする。

その頃はそれが、完全に成立して居たんよね。


え〜、これは勿論!

当時の俺の中だけでの話ですんで。


でもね、自分が神

って言う発想は、俺は全否定もしたかったんだよね。


俺が神と言うことは

 

コノ世界には、本当は俺しか居ない


にも繋がってくるんだ。

全ての人や出来事は、仕組まれている。にも繋がる。

俺以外は全てがAI、なんてのも考えられちゃう。


コレってさ、俺にとっては、とても怖くて虚しい事なのよ。


先ず、人に何かを伝えたり教えたりする意味がなくなっちゃうんだよね。

俺以外の全員がグルなんだからさ。

何なら俺の心の声までも、全員に聞こえて居るはずだ。

とかも、考えてしまう。

神との会話も成立してたからね。


褒められても、上っ面の労いにしか聞こえなくなるんだよね。

全てが作り物だと気付くと、ただただ虚しくなってしまう。

何をやっても、心が冷めちゃうんだ。


まぁ、自分と言う存在が居るのは分かるけど、本当に他人は居るのか?っての証明は難しい。

ソレこそ、今見て感じてるモノ全ては、脳の中の電気信号だとも言える訳だし。。。


んで、それと同時に「神」と言う事は、永遠の命と言う考え方も出来るんだよね。

だから

現世は暇つぶしのゲーム。

にも繋がってしまって。

永遠に1人で生きている。

まで行ってしまったかなぁ〜。


まぁ〜、今まで見て来た作品の多くで、

「永遠に生きる」

なんて、ロクなもんじゃないと言うのが多かったからさ。

俺は神だ

って言うのは

恐怖でしかなかったんだね。


「世界に戦争が絶えないのも、俺のせいだ。」

とかも、真剣に考えてしまっていた。


本当の自分はもう死んでいて、今見てる現実は全て走馬灯なんじゃないか?

何て可能性すら、リアルに感じていたよ。


何せ、頭の中だけで大変な事になって居たからさ。

今まであったリアルが偽物だったと気付いただけで、じゃぁ何処までが真実なんだ?

ってのは、全然見えてなかったんだよね(笑)

だから色んなパターンを想定して、

色々考えさせられて居たような気がする〜。


気持ちを落ち着ける為に、近くのハンピって所へ小旅行をしに行った時は。 

ちょっと踊ったら。

「お前はシヴァだハヌマーンだ」

と煽てられ、自分が神だと言う可能性が高くなるしまつ(笑)

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近くにいた少年に

「キミ何歳?」 

って聞いたら。

「300歳だ」

と言われて。

なるほど〜と思ったりね(笑)

 遺跡で野宿をして、蚊と話をしてたら(笑)

サドゥー(ヒンドゥー教の坊さん)が2人来て、一緒に何かを話し合ったり、合わなかったり。

 

会話してるインド人の声が、大人の声から突然子供の様な声に変わったり。

声色を変える、とかじゃなかったんよね。

まるでチューニングを合わすように変わったんだ。

挙げ句のはては、目の前で顔が歪んで、別の顔に変わるヤツを見たり。。。

 

神秘的な体験が続いたんよね。

後日大阪にて書いたモノ   2000年


そう言えば。

この頃は、電気体質にも成っていたんよ。

俺が歩く所だけ、街頭が消え、俺が離れるとまた点く。

レストランに入ると電気がつき、出ると消える。

面白いから、それを繰り返しやってみたら、タイミングがバッチリ合って、ついたり消えたりしたんよね。

スイッチを入れると、ファン(扇風機)が突然ショートしたり。

そんな事が、日常的に起こっていたんだ。

(補足として言っておくと、インドは電気事情が悪い国だから、たまたま停電と俺のタイミングがあった、って可能性もありやす)


もう頭の中はメチャクチャ状態(笑)


リアルを含め、全てを拒絶し始めていた。f:id:harahituki:20240607220141j:image


その頃にはGoaでの生活も、

もう5ケ月近くに成っていたかな。

Goaから、怖くて抜け出せなく成っていたんだよね。


ひょっとしたらGoa以外の世界なんて、本当は存在しないんじゃ無いか?

ソコまで、妄想は行っちゃってたからさ(笑)


まぁ、要は子供になっていたんだね。

「無」や「死後」に対して真剣に怯える子供に。


ソレでも何とか、と言うか。

現実の設定も、頭から離れて無くて

むしろ、しがみつて居たんだろう。

自分が気付いた事を、認めたくなかったんだろうね。

怖いから。 


ん〜で、ビザが切れると言うタイミングで。


レンタルバイクを

そのままパクって、

隣町のバス停まで行って。

バイク屋の店主に見つかって、

メッチャ怒られたのを

全て

「ファック!」

で返してやって。

愛しのGoaを、 

逃げる様に出て行きやしたとさ(笑)


その他にも、あん時は本当に酷い事をいっぱいしたなぁ〜💦

多分記憶にない、横暴な事もいっぱいやったと思う💦


Goa、本当にごめんなさい🙏


今になって思うと

こんな横暴な行動をしたのは

自分の考えが間違っている事を、自分の中で証明したかったんじゃ無いかな?

でも、それが証明されて、自分の考えが間違っている。

って事に気付くのも怖かったと言う。。


そんな乙女チックで、微妙な心境だったんじゃ無いかなぁ〜って思っていやす


そしたら!

その5に続きます(笑)

   2024年 hara



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